あれ、のち、猫。

学園祭っぽいライブ会場にいた。始まる前のがやがやしたところを司会者が落ち着けていた。あれが司会者に紹介されてて彼氏がいるようなことを言われていてへこむ。その後メガネイケメン風のやつがあれの前に立ってキスしたりしてた。「あ。三ヶ月ぶり。」とか言ってた。彼氏ではない模様。彼氏ではない人にキスをされてまんざらでもない様子にやきもきする。
まだライブは始まらず、とりとめもなく座って待っていると、目の前にある本日のメニューとかが書いてある黒板の前であれとだれかが喋っていた。黒板には「いま、何をするべきなのか。それを考えることがまず一番大事である」みたいなことが書いてあった。アインシュタインの言葉らしい。僕もこの言葉をアインシュタインのエッセイかなんかで覚えて知っていたので、これいいよね、的な同意を持って会話に参加してみた。「そうだね」くらいの軽いやり取りだけがなされた。なぜか顔を見て喋ることができず。
特に喋れなかったので落ち込んで「タバコでも吸うか。もらいタバコだけど」とタバコでも吸いに行くことにした。「本ライブ会場は全面的に禁煙ですが、一部タバコを吸えるところがありまして、それは猫の置物があるベランダです」と司会者が言っていたのでそっちへ向かう。ベランダに着いたら、置物ではない本物の猫が数匹じゃれていた。猫のいるところでタバコ吸うと猫によくないよなーいいのかなー?とちょっと考えたけど、猫がいるのはうれしかった。猫をなでながら「猫はなんでニャーなんて鳴くんだ。こいつ。ものすごいかわいいじゃないか!ばか!」と思った。


あれで落ち込んで猫へ逃げる。典型的な代償行為ですね。はい、次の患者さんどうぞー。