桂剥き

僕はでっかいスーパーの生鮮食品売り場のスタッフらしく、そこで見習いのような立場。煮物に使うために乱切りにしていた大根のようにでかい人参を、何の気なしに桂剥きしたらすごくうまくできて、先輩らからなんか暖かいまなざしで見守られた。一気にコツをつかんだ感じがしてうれしく、「おれ昼飯ツマだけでいいんで大根一本ください」と、昼休み休憩中も桂剥きをすることにしたのだった。


するするーっといけた。これで現実も同じことになってたら、睡眠学習というか夢学習という夢の勉強法が確立されることになるわけだ。すげえぞ!もしくは、俺の自伝を出すときにベンゼン環の発見よろしくなエピソードとしてどっかに挿入するね。


桂剥きのエピソードがいるような自伝になるのか?