スケルトン

ダンジョンを潜っていった.ある階まではただの知恵試しみたいな,機転とかだけでクリアできるようなもんだった.1つの階に1つの問題.ダンジョンっぽい雰囲気もなく清潔感にあふれていた.人の手が入ってますよという内装をしていて,タイルとかコンクリとか打ってあった.
しかし,ある階がきた.あきらかに雰囲気が変わり洞窟みたいな内装に.内装というか,こっからは手が入っていないよ,遊びじゃないよとでもいうか.まず,階段を降りたら,通路に武器がいっぱいあった.どの武器を取るかは自由だった.そして,先の小部屋をみるとスケルトンが槍もってこれまた「遊びじゃないよ」っていう目(目ないけど)をしてた.しかもこっちを見つけるとけっこう早足で追ってくる.スケルトンって動き遅いんじゃないの?っていう思い込みを簡単に覆してくる.さらにびびったことには,槍をうまく棒高跳びみたくして距離を稼いだりする.怖い.
けれど,さすがに全力で走れば骨の塊なんぞに追いつかれはしなかった.しばらく回りを警戒しながら進む.するとまたスケルトンがいた.まあ,またがんばって逃げればだいjy・・・と思ったら,僕を見つけたスケルトンは手のボウガンをこちらに向けた.瞬間,横っ飛びで物陰に飛び込む僕と,僕のいままでいた場所にささる矢.これはまじでやばいと動けなくなる.スケルトンは生前なかなかの名手だったっぽく僕がうごくのをじっと待っていた.