ジャム

さまぁ〜ずの三村がいる飲み会があった.規模は10数人いるくらいのものだった.女の子もいて楽しい飲み会だった.その飲み会が終わり,まだ飲み足りない連中が2次会だーとなっていると,女の子の中の一人が「私いいお店しってるよー」と言い出した.昔,ちょっと働いていたバーみたいなとこらしい.まあ人数も僕,三村,女の子,だれかくらいまで縮小されてきたので,そこに行くことにした.
件のお店に向かって歩いていると,道の先にいかにもキャバ嬢って感じの色気むんむんなネーチャンがいる.案の定「あらぁいい男ねぇ.うちのみせこなぁい?」みたいなこれまたいかにもな事を言ってきた.店決まってるしいいですと断り先に進む.と,ふと気がつくと三村がいない.ちょっと探してみると,あのネーチャンの店に行こうとしているところを捕まえた.持ち前の酔っ払いエロ親父っぷり.あ,すいません.この人酔っ払ってるんでとかなんとか言って引き離した.
ほんとにありえないから!いまからお店いくんでしょ?!とかなんとかなかなかの剣幕で女の子に怒られ三村はすっかりしょげてしまった.うつむいてなんかつぶやいてとぼとぼ歩いてる.なにを言っているのか気になったので,顔を近づけ聞いてみると「俺,ほんと駄目だわ.こんなん.もうジャムだわ.ジャム俺.俺ジャム俺.ジャムジャム俺.俺ジャムジャム.ジャム俺ジャム・・・」とかつぶやいていた.なんかかわいそうだった.