なにかの帰りに高尾山に登ろうってことになり、明日予定のない人だけが登った。もう夕方だったからだ。まだ雪の残る道を登っていくとずんずん夜になってくる。しかしちょうどよいところに無人の山小屋があってそこで寝る。そして、次の日それ以上進もうとするもできない。米軍の基地があるらしい。僕らの山小屋から3軒となりの小屋(なんと5軒位連続してたっているのだ)では米軍兵のバーがあり常に人がいて進めない。憩いの場であると共に、見張りでもある。チャンスを伺うことにした。
数日がたっても米軍兵はいる。しかしだれかが「あれ人形じゃない動きかカタイもん」と気がつき話し合いの結果僕が行くことに。匍匐前進で3軒目(バーは4軒目)の家の影まで近づき、影からちょっと顔を出して中の様子を覗く。確かに動きがかたくちょっと動いては止まり、ちょっと動いては止まりしてる。よしこれならはったりだ、いける!と思ったところで米兵と目が合う。とっさに首を引っ込める。それが命を救った。ビ、ビー!!米兵の目からレーザー光線が発射された!!なんとはったり人形ではなくおもいっきり見張りロボット兵だったのだ。急いで2軒目の影に逃げ込むも米兵が家の中からレーザーをみんなして撃ってくるので動くチャンスが見つからない。家の中からは出れないらしくビームの方向が限られているのは助かるけど、けど放物線状のビームとかいろいろ使い分けて狙ってくる。40分くらいじっと耐えてたらやっとおさまった。命からがら逃げ帰った。