キューバ

大学やら高校やらの友達達が混在している学校のクラスみんなでキューバに留学しに行っている奴のところを訪問しにくるって感じで、その留学しているやつが僕。最初ぼくは登場していなくて(留学先にいるんだし)映画を見ている系。で、ホームステイ先の木造のボロッちい家につく。家には数十人の子供がいるらしい。(貧しいところ大家族という思い込みだろう)そこの庭でなぜか何かの格闘技を練習していて先生が「あれはしらんなぁ。だいたいのはわかるんだけども」とか言っていた。そしてその子供達は飯の時間らしく家に戻っていく。それについて入るみんな。ここでシーンが変わり僕に視点が移る。この後はずっと自分が自分で動く。
家の中でボーっとしている僕。子供らと言葉は通じないが身振り手振りで楽しくしている。そこにクラスのみんなが来た。子供らもみんな来ることは知っていて僕を呼びに来る。が、もちろん言葉は通じないので身振り手振りで来たことを伝えてくれる。「留学してるのに言葉通じないなんてだめだめだよな。何やってんだって感じ」と普通に日本語で子供らにちょっと泣き言を笑いながら言うと子供らも苦笑していた。なんか雰囲気で通じるのかなこういうのは、と思った。
みんなと会って街へ繰り出す。途中、歩きながらなんでもっと治安のいいところに留学させてもらえなかったんだとか喋る。「うちの学校意味わかんない。」「いや、学校がキューバと仲良いんだ」とか言っているうちにデパートみたいなところにつく。飯を探す。結局ラーメンを食べることに。580円のノーマルラーメンを頼む。なかなかにおいしそうなのだが全然出てこない。ここでなぜかゼミ発表が始まる。僕はなんにも用意してないがなぜかスライドみたいなのは持っていたので、これを流しておけば大丈夫という自信があった。僕の番が回ってくる。スライドを流す。タイトル「Windows XPサーバーにおけるソリティア○○(忘れた)事故の検証」あるSEがソリティア○○にはまってサーバーの管理を怠り、クラッカーに侵入され、会社のシステムをぶっ壊されてしまったというニュースを詳しくしたものらしい。なぜか一言も喋らない僕。先生も無言。誰も喋らない。スライドを全部流しただけで終わった。
ラーメンがまだでない。どうなってるのと思い厨房を除くとまだがんばって麺茹でてた。ソバっぽい麺と白い麺を2種類同時に茹でて、ミックスさせるのが特徴らしい。湯の中で2色の麺が踊っていた。太さもまちまちの大量の麺。そして鍋の前には板が置いてあり「麺を茹でる時間は17分です。当店独自の麺なのでご了承ください」みたいなことが書いてある。それにしても遅い。鍋から白い麺を1本つまんで食べた。はっきりいってうどんだった。やたら長く1mくらいはあったきがする。

いつのまにか寝ていてそして朝起きたかなんかして夢であることに気がつく。高校の友達3人も気が付く。みんなで会って街を歩く。簿言うはなぜかマグカップを持って歩いていた。


「これっていつの話だっけ。」
「あれだろ大学3年。3年の時、キューバへの留学の話が合ったじゃん。行かなかったけど」(高校の友達なのになぜか同じ大学のことを知っている)
「あーあったあった。そうか夢の中で2年前にタイムスリップしてるのね。」(夢の中ではキューバへの留学が現実にあったものとして扱われていた)


店に入った。ドラッグストアっぽいところ。薬とか化粧品とかの他に靴とかバッグとかも売っていた。キューバの設定なのに金額とか説明とか全部日本語だったりしてみんなで爆笑。


「ここらへん作りあまいよなー。やっぱストーリーに関係ないところは手抜いてあるね。夢とはいえ。」
「なー。自分でこっち行くって決めちゃうとやっぱだめなのな。」
「どーせ買っても明日朝起きたらまたホテルから始まるんだよね。意味ねー」(夢の中で寝て起きると、また最初からになっちゃう設定らしい)
「いやそんなことないよ。買った物が朝起きたらあったみたいなこともあったよ」(目を覚まして現実に戻ればってことだけど、そんなことあるはずがない)
「まじで?じゃあ靴とか買っとこうかな。なんかちょっとお買い得だし」


靴はみんな2000〜3000円代だったので確かにお得。僕は冒険に備えてバッグを買おうとしたけど、なんか手ごろな大きさのものがなくこれに300円くらいはらうなら、ホテルにある自分の荷物から袋出せばいいやってことになり、何も買わなかった。ふと見ると携帯が鳴っている。バッグに携帯がくっついている。誰かが試しに試着?してそのときに携帯もちゃんとやったんだろう。そんで忘れた系だな、ん、誰も見てない、パクッてみるか!?と思ったところで持ち主らしき人が入り口に駆けてくるのが見えたので終了。渡してあげる。微妙な顔をされた。ぱくろうとしてるのがばれたのかもしれない。まあいい。
また街を歩く。海も近いらしい。


「そういえば今日どこで夢って気が付いた?俺、ベッドの上」
「俺も」
「うん(首肯)」
「俺、ベッドの下」
「ああ、お前、ベッドの下で寝るんだもんな。分かったよ。起きたときだよな。なんか昔は夢って気が付くのもっと遅くなかったか?小学校のときとかは学校行く途中とかで気が付いてた気がする。」
「ああ、そうかもなー。たしかに言われてみれば、うん」


友達の家に行くことになった。てくてく歩く。キューバは常に晴れていて暑い。からっとした暑さなので汗が出てもどこか不快ではないのが救いだ。やたら高くて青い空は夢だけど気持ちが良かった。
家に着いた。一軒家の2階建てだ。昔ながらの平べったい感じの家で庭もでかい。アメリカの家みたいに、玄関から家までの距離がながい。家の前に庭がある感じ。正門から入らずに、よこっちょの庭の方の入り口から入る。なんか前に来たときにはなかったきれいな道がある。木が埋め込んであって道みたくなってた。


「前にこんなんなかったよね」
「うん。ちょっと直したんだ。あぁおばあちゃん・・・」
友達が家にある木を見上げて言う。木にはおみくじのようなものがいっぱい結び付けてあった。お彼岸だとこうするものらしい。
「え、おばあちゃん死んじゃったの?」
「うん。つい最近にね」
「まじかー」(現実には死んでないはず。すまん)


そうかすぐお彼岸もなんかやだねと思ったがさすがにあんま言えなかった。(なんかこの家見覚えがある。いや見てないけどそんなとこ来るわけないと思った所だ。)とすこし考えて気が付く。ここは来てはいけないとかだれかに言われたところだ。古い家に気をつけろみたいなことを言われたような。そのときはそんなことあるはずないじゃんと思っていたのだけど、さすがにストーリーを外れるとこういうことになるのかと思った。


「風を司る巫女の家系。この娘の親はとくに親性はないが、ないだけに人柄から慕われることになった。」


とかいうメッセージウィンドウが出た。あのときの風の神を押さえつけたのが今回につながったのかなぁと思った。(自分はなんか陰陽師的なものらしい。)