時の流れのよ〜うに〜

なにか発展途上国のような木造の平屋を友達7人くらいで借りて、みんなでいっしょに共同生活を送ってるような、そんな一回はあこがれるような生活をしていた。たぶん。
しかし、ある朝。起きると、時間の流れがまちまちになっていた。たまに普通の時間の流れになるのだけど、たまにゆっくりになったり、たまにはやくなったりする。映画のスローモーションとコマ送りがランダムで日常に挟み込まれる感覚か。
これはとてもじゃないけど生活しずらいので、原因を探りに行くと、同居人のアジア人(韓国、中国とかそこらへん)が寝ている部屋に(昼なのにまだ寝ていた)見慣れない機械がある。ギタリストが握力を鍛えるために使う器具に似てる感じだ。そこに近づくにつれ時間の変化がひどくなるし、どう見ても怪しすぎるのでそれをがんばって外に出したら家の中では収まった。ある一定の区切りの空間に作用するらしく、家の中な家、ビルならビル全体といったかんじなので、そとに置いておいたらそこまで広範囲に影響が出なくなった。その器具の半径1mくらいの空間がなぜか微妙にゆがんで見えた。


結局、日常を取り戻そうとするもんなんだなーと思った。本当に時間がゆがむ機械が自分の家にあったら、まず少しはその状況を楽しむものだろうと思うんだけど、夢でさえこの有様なら、やっぱりどうにか対処しちゃうっぽい。