親知らず

左下奥のペアレンツドントノウを抜いた。
その後に続けて髪を切りに行き「これで俺の体に余計なものはないぜ?!」という全能感に浸る。がしかし、いくら神のような全能感を持ちえても、ある程度活動すれば腹が減るのは自然の摂理。よって、たいやきを食す。
ここで間違えて、歯を抜いた側の口でタイヤキを数度咀嚼してしまう。
アンコというものが、傷口に入ると死をもたらす物でないことを祈る。
月と心中はいやだ。