マスコミはイイね!

特集 行楽地での若者達!!
みたいなニュースでバーベキュー場の川で飛び込みを繰り返す若者達に取材をしていた。この時点で、はぁ?という感じ。なんで飛び込んじゃいけないの?え?あぶないから?一歩間違えれば死ぬから?そんくらい分かってますけど。絶対。レポーターが飛び込む場所、川沿いのちょっと崩れた崖みたいなとこに登り言う。「だいたい7,8mくらいですね。すごい急です!危険ですねー。」うん。急じゃなきゃ距離届かなくて飛び込めないから。当たり前だから。なだらかだったら岩、直だから。そんなん言われなくてもわかってんだろ?
あまつさえ、2年前の事故を引っ張り出してくんの。2年まえにここで足の骨を折る事故がありました!うん。川で死んでる人なんてどこでもいるし。足の骨折るくらいどうってことないし、それくらいの覚悟はあるはず。たぶんそいうにインタビューしに行っても後悔してないって。
おどろおどろしい効果音に、勢いづいたナレーション。近隣住民のインタビューの答え(あぶないですねー。子供が真似したらと思うとこわいです。)全部に腹が立った。ぜってー大人になってもあんな答えは言わない大人になろうと、少年、いや、青年か、もう。ん、青年は決意しました。
「あーあいつら、いいんじゃないですか。勝手に飛び込んで、首の骨折って死ねば。いやー見てみたいですね。その瞬間。その周りの仲間達の反応とか。どんな表情するんでしょうね。みんなで、まあ、駆け寄ったりして、おい!大丈夫か!とかね。あ、けっこういたたまれないかも。で、年取って、そのときの事とか振り返って子供を諭したりするんでしょうかね。そんな大人になって欲しくはないね。「ほんと悪ふざけがすぎたと思います」とか言っちゃったりして。まーそんな感じなんで、すこしくらい死んでも、骨折っても、いいんじゃないですか。飛び込みOKっす。」


えー、僕は川に飛び込んで足にちっちゃいおっぱいと見まごう程のあざが出来ました。
めっちゃ痛い。でも後悔なんて全然しねぇ。また飛び込む。