ちゃり

ひさしぶりに自転車がパンクしたので、いっしょに歩いている人がいるわけでもないのに自転車を押して歩いた。けっこう目立つものらしく、道行く人が高貴の目で、いや好奇の目でこちらをちら見する。こんなに人様の注目をあびたのはいつぶりだろうか。大学では挙手がなくなったから、高校で発言をした以来か。それとも、そのときにはもう誰も注目していなくて、小学校の時のクラス委員のとき以来か。そんな人生。
押して歩いた。一駅分くらい。初めて気がつくのは、情報量の違い。ありえないレベルで情報が襲ってくる。まずけんちょ(かわいいー)なのが匂い。今風にはオイニー。ちゃりでは一瞬一瞬のうちに過ぎ去って混ざってしまう匂いがちゃんと層を成して鼻、今風には鼻腔に流れ込んでくる。こういうのって大事にしたいものですね。ちゃんちゃん。(めんどくなった)