大好きっ子

大好きっ子の登場である。
このスピード感。大好きさがみなぎっている。ほかのどの表現でもここまでの大好きさは実現不可能だろう。昨日中刷り広告でこのフレーズを見かけたときには意中の人の家に夜接近するくらいどきどきした。(みんなもやったよね?)
「俺、○○大好きっ子だから」
どうだろう。これ。まさにそれに熱中している様子がありありと伝わる。それでいていやみがない。何かに熱中している様というのはともすれば「固執しているだけととらわれ、引かれてしまうことも多い。「あっそうなんだ」みたいな無難な言葉で返されちょっとむかつくこともしばしばである。が、このことばにはいやみがない。言葉自体が持つ魔力によって、もうなんか楽しそうなのである。強い。さらにさりげなくかわいい。かわいさをアピりつつ好きなものをいえる。まさに未来の言葉といえるだろう。
ことあるごとに使っていきたいものである。