パッキャラ魔道

家族の車が交通事故に巻き込まれたけど誰にもけがが無くて、でもそれを機に家族がそれを原因だったり原因じゃなかったりして、いろいろぐちゃぐちゃになっていったりいかなかったり。それを見てる小学5年生の主人公がまたイキルキスよろしく考えまくる。大人になるって大変だぜって話だけど、ほんと舞城さんは少年心を描くのがすごい。エヴァ的な主人公がかこいい。映像化したら死人がでるレベル。
事件がおこるぞおこるぞって盛り上げ方じゃなくて、スッとさりげなく起きてしまうところに、実際現実に事件が起きたり巻き込まれたりするときはこんなんですよね、みんなくらってますよね、ってことの表現のような気がする。

京王線沿線が出てくるので土地勘があるとなお楽しい。「みんな元気」といい舞城は調布に住んでたことがあると思われる。