オイニー

終電で座れるところを探しつつ車両とホームを行ったり来たりしてて、やっと空いてると思ったところのそばに浮浪者みたいな人が椅子に寝てた。そこから醸し出されるものすごいにおい。(いきなり余談を思いっきり話すんだけど、臭いって書いてもくさいって読んじゃうよね。こっちはにおいって書いてるるつもりなのに、文字の感じからそういう風に読まされてしまう。他にもなんかこういう例はありそうで、それを研究して名前付けたりしてる分野とかもあるんだろうけど、まあどうでもいい。学問って「ああそうだよね」っていうことを偉そうにまとめて言っているだけってのがけっこうある気がしてきた。純粋な理論とかじゃなくて、人間の行動についての観察から得られた結果をまとめたものとかに多いかな?けど、そういったけっこうくだらなそうな理論が積み重なって積み重なってくんずほぐれつして、まともなまじに偉い理論になったりするんだろーから仕方ないんだけど。やることに意味があるって話ですかね。余談を読んだ?ではまた)その車両は彼の澄めるスメルに汚染されてた。こりゃたまらん(なんか古臭い表現)と思って、隣の車両に移るとさすがになんともない。ごく普通の終電の臭いだ。こっちまで臭い来てなくてよかったーと胸をなでおろす。(なでおろすという表現は他に使い道のなさでは日本語でトップだな)
これは応用が効くと気がついたのでどっかの電車会社の人が見てたら真似するといい。車両ごとになんかの香りを出すようにしてみようぜ。アロマが癒しだというのなら、これほど癒さなくてはいけない空間もないもんだよ?重く暗く会社に向かい、疲れ倦み会社から帰って来る。そこをこそ癒さずに何を癒すと言うんだろうか(反語)
なんらかのテーマを持ったりしてもいいかも。今週は果物で、1両目はみかん。2両目はかぼす。3両目はでこぽん。4両目はバレンシアオレンジ。5両目はフロリダオレンジ。6両目ははっさく。7両目はグレフル。うーん。なかなかマジに乗りたいぞこの電車。特に自分でやっといてなんだけど、4〜5両目なんてたまらないね。フロリダとバレンシアの違いを嗅ぎ分けれるだけじゃなく、そこの土地々々の風土の違いとかにまで思いを馳せれちゃうってんだからニクい計らいだね。てか、また余談なんだけど、柑橘系の香りって嫌いな人いるの?これは世界平和の最終兵器にもなり得そうだね。だって初対面の人でも好きな柑橘類の話すればそこそこ盛り上がりそうだもの。あんだけのさわやかさは全盛時のスマップでも太刀打ちできないでしょ。
まーぜひ香りをうまく使ったビジネスを考えたいって話でした、無理やりにまとめると。個人個人で好き嫌いがあるのが難しいところ。気分でも好き嫌い変わるから怖い。町で流れてる音楽が嫌いな音楽でも誰も怒らないのに対して、においの話になるとたぶん違う反応になりそうなのが面倒だ。