泣く泣く

先輩が死んだ。本当にいる先輩じゃなくて夢の中だけの先輩。なんかサークルで一緒だったらしい感じだったけど、なぜかアナウンサーでもあったような気がする。死ぬ1日前になにか体育か何の様な所の壇上でなにかについて講演をしてた。僕はそれを見て「あぁーあの人はまだがんばってるなぁ」とか暢気に思っていた。そして、次の日には死んだ。
僕は1週間くらい後に雑誌か何かでそれを知ることになる。(一応世間的にも有名)知った瞬間に涙がどんどん出てきて止まらなくなった。すごい悲しい。現実世界では味わったことの無いような量の悲しさだ。友達が「へぇーお前も泣くんだな」みたいな感心した顔で見てくるのでうざかった。放射線を浴びていて治療不可能なまでに癌に侵されていたらしい。体中ぼろぼろになりながらの講演だったようだ。それがまた涙を誘った。


起きたとき泣いてるかと思ったけど、泣いてなかった。泣いてたらなんかドラマか漫画みたいなのになー。惜しい!