褒めたきゃ褒めろと

「それでは、勝利者インタビューをしたいと思います。佐藤選手!おめでとうございます!今回はすごかったですね。」


「いやー今回はすごい頑張りました。それでこの結果につながったんだと思います。自分で自分を褒めてやりたいですねってかもう褒めちゃっていいですかね?!とか言って許可なんてもらわずに褒めちゃうしね!!俺すげえ!!俺天才!!俺アインシュタイン!!やばいね!!あのがんばりがやばかった。あそこであんなになっても踏ん張って巻き返したのがほんと奇跡!!いや!!奇跡じゃないね!!日々の修練の賜物だね!!その修練ってのもつらかったけど、やっぱ他の人とは吸収の速度とか違うし。半端ない。怖い。ガクガクぶるぶる。えっ?何がって?!そんなん俺の才能がに決まってんじゃない!!お前アホか愚民か大衆か衆愚か!?俺を称えろよ!ボケが!!はー。ま、これくらい褒めればすっきりしました。応援ありがとうございました。」


「ありがとうございましたー。スタジオにお返ししまーす。」