いくら

くそまずいいくらを食べた。噛み切る感触は心地いいプチプチッってな感じではなくて、ムギギギッバツンって感じで超不愉快。ナタデココをゆっくり噛んでいくと噛み切れないほどの固さになるんだけど、ちょうどそんな感覚。固い。
そして、中身といったら、くっさいオイル。生臭い。さかなの嫌なところを凝縮して濃縮してみちゃいました☆みたいなオイルが口の中にばぁーっと広がる。ベタベタドロドロネバネバ。
耐え切れなくて洗面所に吐く。
しかしネバネバ感満載の僕らのまずいいくらは、重い風邪のときの痰のように、洗面台に張り付いた。皮と中身両方とも。蛇口をひねりながそうとするも、なかなかに流れなかった。ああ、あれだ。自転車の油のような感じのしつこさだった。


思い出して書いてても気持ち悪い。
これも悪夢って言うのかな。二度と見たくねぇ。