踊り

フリーザとスネオが日本舞踊の会みたいなものに出ている。自分もみずから志願してその踊りの会に参加するのだけど、間違えたらフリーザに殺されてしまうのですごい緊張感を持ってして踊った。みんなジュリアナが持つような扇子を両手に赤と白の2色持ち踊っている。踊りの半ばスネオが虎形拳を取り入れた舞を見せる。フリーザの表情が少し変わる。驚いているようだ。
休憩の時にフリーザが「さっきのアレはなんだったんだ?」とスネオに聞いた。「虎形拳っていうのさ。おもしろいからちょっとアレンジしてみたんだよ。」とスネオ。「なかなかよかったね。しかし止まったり、場面転換の際にもうちょっとくっきりさせたほうがいいね。たとえば扇子をまわりの物体にかすらせて音を出すとか。ほら。こんな風に。」フリーザは舞いながらその動作が止まるところで周りに置かれた石灯籠に扇子をかすらせてザザッっという音を出した。たしかに動きにメリハリがでる。
しかしコーチと言うか師匠と言うか、教える人がそれはいけないという。「石灯籠も先祖、鳥居も先祖、田中家の墓も鈴木家の墓もこの墓もこの墓も、みなすべて先祖が宿っているのだから叩いたりしてはいけないのだ、叩くことは殺すことだ。じゃあ何を殺せばいいのかと言うと・・・これだ、図画〜〜絵巻巻の108つに描かれている・・・金牛だ。」踊りの会場にいる人がみな師匠の持つ絵巻に群がる。そのせいで自分からはよく見えない。「金牛・・・知の回廊ですね。その身は順迷路いや径迷路?になっていてそれを順々に通っていくと、ものすごい知が得られるとか言う。」「そうだ。これなら殺してもいいぞ。」
よくわからなかった。