こりん星へGO!

ゆうこりんが横に座って、あの生気のない空洞のような目でまっすぐに僕を見ながら、まじめなことを語りだした。
飲み会の席である。ゆうこりんとのつながりはおそらく同じサークルに入ってるみたいなもので、そんでみんなは僕がゆうこりんを好きなことを知っていたらしく、遅れて店に入ってきた僕の席がしっかりとゆうこりんの横にとってあったって話だ。みんなにちょっと照れ隠しから毒づくも、本当のところうれしいと思ってしまう僕。みんなも暖かい目。そんな馴れ合い。
ゆうこりんはやたらかわいかった。芸能界を生き延びるため何回もクラスチェンジし進化したあのロリキャラ全開で、あの媚びる様な目でほんと僕をのぞきこむみたく喋りかけてくる。そんな仕草ははっきり言って嫌いなはずなのにだんだんにやられてしまった。これは強い。しかもまじめな話なんかしちゃってギャップで攻めるこのテクニック。僕を落とそうとしてるはずはないのにここまで真剣に喋られると、特別なのか・・・?と勘違いさせられる何かがある。よし!この娘に本気で行こう!と決意を新たにした。