セミびいきはなぜ生まれるのか

せみがあんだけうるさいのになんで駆除の対象にならずにすんでいるか、とか考えた。むしろ好意的な目で迎えられている。。うるさいけどうるさくない、と思われている。「うわー、せみ、うるせー」別にむかついての発言じゃない感じですね。うるさいけどあきらめってか風物詩ってか。本当にセミに怒る人は見たことない。電車、飛行機、犬とかには怒るのに。
どうやってこの地位を確保したのだろう。まずは良く見るところからはじめるとする。これは間違いない。入念な調査からひらめきがうまれるだろう。
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気持ちわるっ
腹とかすごい気持ち悪い。横に線入っちゃってる。ボーダー気取りかメセニーか、だ。おまけに少し蠢きやがるときた。呼吸してくさる。勝手にしてろっての。まじに気持ち悪い。ブサイクこの上ないといえる。おまけに、こう、なんか、蜜、樹液を吸うときの口から出る管!おお、なんて気味の悪いことでしょう!なんてことでしょう!!この子は悪魔に取り付かれている!!!というノリも出てくる。見た目は悪い。
のに、夏の風物詩。みんなからそれとなく愛されてる。なぜか。
すぐ死ぬから。これに尽きるわけだ。夏も終わりに近づく、今日この頃。転がる転がるせみの死体。これが悲しさなわけで、これでみんなの同情をさそうわけだ。おまけにアスファルト、都市化、道路、これらの単語が涙を誘う。7年。あー泣ける。
けどセミになれなかった幼虫がアスファルトすれすれまで登ってきて、いっぱい死んでるのを想像するとまた気持ち悪い。あと、死んで寝っ転がってるセミを踏んづけたりすると泣ける。パキャガキャジュ、みたいな。汁出るし。あと死んだセミ見てたら、なかから1cmくらいの幼虫出てきて、うわー、思い出してきた。あれもキモかった。
なんでこんなことを考え出したかを鑑みると、ひいき→ずるい。あ、セミに嫉妬してんのか。
ちっせー。