テイルズ風

RPGでラスボスを倒した後の世界な感じ。いちおうの平和が訪れている。世界観はなんとなくテイルズ風。自分は主人公的な剣士で、ヒロインはどっかのお姫様だ。魔法使い系。(これは書いていて恥ずかしいので、的な、感じ、風などが多くなっている)

そんな中どっかのダンジョンですごい封印が見つかる。レベル37の魔法。この世界にもお約束通り魔法はあるのだけど、人間にはがんばってもレベル7くらいまでしか使えない。大魔道士とかでやっと8とかだ。そんななかのレベル37の魔法。封印が解かれたら魔法が発動するというもので、なにがおこるか分からない。が、解くにもそれ相応の実力がなければいけないのでまあ安心だ。
しかし、危険は危険なので世界の実力者がその封印の前に集まって、そこまでの深刻さはないにしても、会議をしていた。「これを解くにはどんな呪文が必要なんですかねー?」「ものすごい長いんじゃないですか」とかなんとか。なんて意味のない会議。そんなことが行われていると、どっかから聞きつけたヒロインと主人公(つまり俺)はそこに遊びに行った。みんなに「遊びじゃないんだよ」とか言われつつもそんなに怒ってはいない。世界はエンディング後だ。平和だ。
が、通路の影から世界の転覆をねらうテロリストの一味が現れた。40才くらいのおっさん剣士でそこまでつよそうには見えなかったのだが、とんでもなく強い。会議に来ている人はけっこう強い人ぞろいのはずなのに、みんな一撃で殺されてしまっている。こっちの一番強い人は(なぜか主人公より強い人がいる)少し張り合えて、剣劇を10秒くらい続けたけどだんだん受けきれなくなって、鎧が剥ぎ取れていって、ふっとばされた。よわっちぃーなぁ〜的なことを言う。そんで自慢タイム
「地獄に行ったんだけどよー、死神を殺して帰ってきたのよ。そのときの死神のあほ面がたまんねーのな。霊になっちゃって「自分は職務をまっとうできませんでした」とかなんか謝っちゃってんの。まじうけたわー。死神でもそんなこというのな。で、よ。やっぱさすがに殺しちゃったのはまずかったらしくてよ、死神のえらいさんに条件を出されたのよ。現世で50人殺したら生き返してやるって。仕事を手伝えってことだわな。そんでさっき殺したので49人目。おまえは強いから生かしといてやるわ。俺に張り合えるのなんてあんまいないし。どーすっかな。じゃー最後はそこのおねぇちゃんでいいや。」と僕のほうを指す。僕らは最初のほうで既に吹っ飛ばされてぐったりしていたのだ。そこそこ強いので死にはしなかった。
そして、なぜかヒロインの体がそいつに乗っ取られることに。最後に殺したやつと体を入れ替えるっていう話だったらしい。世界各地で悪さをするヒロイン。ニュースで何度もそれが流れる。机に拳をたたきつける主人公(つまり俺)あいつを止めるのは僕しかいない…新たな決意を胸に秘め少年は今旅立つのだった…


ほんとエンディングその後。2へのつなぎの物語って感じでもある。ちゃんと物語が始まりそうなとこで終わるのがプロローグみたいで面白かった。レベル37の魔法はほったらかしだけど。