冒険物

勇者のパーティーに入っていて自分の役割ははっきりしていないけど、とにかくなんかちょっとしたボスを倒した。宝箱。これをまもっていたようだ。大きさは横1mくらいでまあまあでかい。いろいろなものが入っていて、剣やらコインやら入ってる中の一番左のほうに黒い心臓があった。(実は心臓というか見た目はまんまレバー)「魔王の心臓だ。」(はっきりいって書いててはずかしい)仲間が言う。昔の魔王の心臓らしい。そうとうに危険なものらしく海に捨てることになった。リーダーなのかいじめられてるのか俺が持ってくことになった。バカなのかなぜか手づかみで、簡単につかんでいた右手が侵食され始める。ものすごい激痛が奔る。神経系のビキビキという感じのいたみが体中にいきわたる。取り付かれ、その部分は黒い刺青のようになってしまった。人差し指と親指がとくに痛む。仲間のみんなも心配して気をつかってくれはするのだが手の施しようがなく、有名な魔女に頼むことに。
魔女はどこからともなく現れた。弟子を連れている。はやくなおしてください、と頼むと弟子に何か言い準備を始めた。切り株に座らされる。痛くないからねー。えっ!なんで!と思うまもなく、はっきりいってメス。メスでざっくり切られた。人差し指のサイドを爪のほうから根元のほうまでざっくりときられる。痛い。麻酔も何にもしないし、魔女なのにメスはないのではと思ったところで魔女陣営に動きが。弟子と交代するようだ。サッと異様な手際のよさで交代し、親指にも同様の処置をされる。が、やはり弟子。めちゃくちゃ痛い。同じように指の横っ腹をきられるわけなのだけど、切り口がメスで切ったとは思えないほどギザギザで、さらになにを思ったか切った中に爪楊枝を入れてきた。すごい異物感というか、痛い。当たり前だ。指曲げれないし、楊枝をいれられたら痛いに決まってる。治療は終わりのようだ。それでもいちおう取り付かれたことによる痛みは取り除かれてるから不思議なのであった。