学校へ行っていたようだ。
終わってきて帰ってみると母親に呼ばれた。僕の部屋に呼ばれる。
とりあえずなんだか分からないが行く。部屋に入る。
僕のベッドなのだろう(自分の家は本当は布団)ベッドの上に
ダッチワイフ。
まごうことなきダッチワイフがあられもない、というかあるべく姿、一糸まとわぬ姿で横たわっていた。髪は金髪。もちろん外人さん。くちびるは半開きで赤い口紅。いまにも「Oh〜!」とか言い出しそう。まさに上から見ても下から見ても、どっから見てもダッチワイフだった。そういえばなんで膨らんでいたのだろうか。誰だ?
どうやら僕の部屋は設定上、下宿か寮かなんだかしらないけど週に一回掃除のおばちゃんが掃除に来ることになっているらしい。それで見つかってしまったというわけだ。(なぜ今までは見つからず、今回見つかったかはわからない。わかるはずもない。夢だし。)
「机の奥からでてきたんだってね。」母が言う。怒っている。
僕はもう笑うしかなかった。ただただ可笑しくてしょうがなかった。人間はどうしようもなくなると笑うしかない、ってどっかで聞いたことあったっけ、と思っていた。あと、だんだんこれはさすがに違うんじゃないかなー。夢じゃないのかなーと思った辺りで目が覚めた。

僕は設定上机の奥に・・・いや、嘘はよくない。いくない。包み隠さずに言うと現実にえろいもの全般を机の奥に隠しているので、それが夢でも設定で現れたのだろう。けど、ダッチワイフはさすがに持ってないし、なにしろ昨日ダッチワイフって言葉を聞いたこともなければ、想像したことも連想したこともなかった。ほんとびっくりした。

だから、今日一日はダッチワイフについて考えることになってしまったのは言うまでもないし、仕方がない。今日僕と喋った人、すいません。あなたはダッチワイフと喋っていたも同義なのです。まあ、オランダ人と喋ったと考えれば気が少しは楽に。ね?