口コミ

口コミの力は何気に強い。ブームを作るなら口コミをうまく利用しろ、とよく言われている。
その強さの秘密はなによりもその情報源の確かさにあるだろう。
口コミと言うからにはその情報は友達、知り合い、もしそうでなくとも話を直で聞ける仲にある状態の人から聞いているはずだ。それらの話し手を信用しているからこそ、その情報も信用するに足るものになる。
が、それだと「電車の中とかで聞いた話においての口コミ」に対して口コミの強さが成り立たないことに気が付いた。信頼、というからいけない。信頼という場合もあるだろうけど、確かに人が言っているという感覚。在る人が言う感覚が重要なのだろう。現実感?いや、親近感。うん。これに近いものがある。
かつてはマスコミこそがその信頼する情報を提供する一番の発信元だったのだが、それほどマスコミってのは信用ならないことにみんなが気が付いてきて、マスコミはその能力をうしなってしまった。ラーメン情報誌なんて取材に応じるとこばっかしか載ってなかったりするのがいい例だ。あんなん信じない。地図にはなるけど。あれ?便利かも。
が、マスコミにかわり信頼を得てきているものがある。インターネット個人サイトだ。個人というのがミソで、サイトを作ってる人を好きになってしまえば、もう架空の友達関係が成立するわけだ。あこがれのようなのもあるだろう。とにかくそこにある人がいるっていう感覚が生まれる。そのときに口コミの関係も成立するのだ。これは強い。放っておく手はないのではないだろうか。
ある商品を宣伝したいと思ったら、人気サイトを会社でいろいろとがんばってつくりあげてしまえばいい。みんなで作っているのだけど、それを個人サイトと思わせるのだ。それでちょびちょび宣伝したい商品を「いい!」と宣伝すればいいのだ。最初からそれを好きなキャラでいけばいいか。
いまある人気個人サイトに裏から金を払ってさりげなく宣伝させるっていう手もあるけどこれはそうとうにやばい。これをやって、もし、それが明るみに出てしまったとしたらすべての個人サイトが信用できなくなり今あるマスコミと同じ運命をたどっていってしまうことになるだろうからだ。



と、ここまで書いたけど100万ヒットしたサイトだってリピーターも多いだろうからそこまで閲覧者多くない気がしてきた。あんま宣伝効果ないや。