チャリで逃げる

学校からいっしょに帰る。文化祭準備期間の放課後といった雰囲気。付き合っているのかいないのか微妙な間柄。僕の方からは気持ちを伝えているらしく、相手はちょっと戸惑いながらも試用期間的に付き合ってくれているようだ。
帰り道に部活の顧問(保健室の先生(おばちゃん))に見つかり声をかけられる。どうやら僕が部活をさぼったことを咎めに来たようだ。あれはそのままチャリで帰ってしまう。追いかけるべきかと思ったがそれほどのスピードが出ていないので、顧問との話を早く終わらせて追いかけようと決めた。私と仕事どっちが大事なの、って感じだなと思った。
「なんでさぼったの?スイーパーが出来るやつが他にいないのよ。君のいるディフェンスラインが好きだった。」「今は勉強なんかが忙しいんです!分かってください!(あれとせっかく付き合ってるっぽいのにサッカーなんてやってられっかよ)」みたいな会話をぐだぐだと。
話し合いはあまり内容もなく終わったので、急いであれを追いかけることにする。そんなにスピードは出ていなかったけれど、さすがにもうあれの姿はもう見えなくなっていた。TSUTAYAに寄る予定だったのでそこにいることに望みをかけて行ってみることにする。
図書館のようなTSUTAYAに着いた。けっこう賑わっていて新作映画(アメージングスパイダーマン)の話をしている同じクラスのやつや、だれそれの新譜の話をしている先輩やらを見かける。あんま普段来たことなかったけどこんだけ賑わってるのかーあれと一緒に来るとクラスの奴らにからかわれたりしそうだな気をつけよう、と思った。店内を探しまわってみるが、結局あれはいなかった。顧問を無視して何が何でも追いかけるべきだったこれはふられたな、と思った。


いつものツンです。もはや気持ちいい。
とかなんとか言いつつ、ひっさしぶりにあれを書いた訳だけど、いつからこんなん書いてるんだって気になって読み返したら2004年からずーっと断続的に見続けてるのね。重ねて言うと、2004年以前にもずーっとちょこちょこ見てる訳で、これは根が深いどころじゃないんかもしれない。きもっ!