帰国子女

自堕落な生活をしていると服を部屋に投げ捨てるようになるけど,
そんなあなたはご用心.ここぞとばかりに里帰りしようとしてくる
やからがいることをご存知あろうか?


そう.陰毛である.


「いつかこんなところ飛び出して広い世界に羽ばたくんだ!」
と若者よろしく,意気揚々とあなたのこんなところから
出奔した彼彼女らもさすがに年月が過ぎ故郷がなつかしい毎日.
そんなおり,やってきた巨大な船.
聞けば行き先は昔捨てたなつかしいあの場所だそうだ.
乗り込むのも自由,お代はいらないし,乗れる数もほぼ無制限.
最初は半信半疑だった彼らも,危険はないと見ると,
みな目を輝かせてその船へと足を踏み出すのだった...


なんとなくブラジルの日系を頭に浮かべて書いた.
ごめんブラジル.