授業

技術の授業だった.4〜5人に班分けされ,なにかあ材料をを渡されかっこよくする.なおかつ条件があり,それは「マリオ3がきちんと動いて,ステージの終りをかっこよく決めること」だった.ファミコンとマリオ3は各班に渡されていた.ほかの材料は各班でばらばらだった.
うちの班に渡されたものは,鹿の頭の剥製,髑髏,レゴの部品いっぱい,ヘルメット,などなどだった.これにファミコンとマリオ3,ファミコンソフト多数が加わる.班の中で作業分担をなんとなくして,僕は鹿と髑髏を使って何かかっこいいものを作るということになった.うまいこと組み合わせたら,すごくかっこよい感じのものが出来た.戦艦の上につけるとすごいカッコよさそうな,そんな感じ.いったん出来たので仮止めでもしようとセロテープを取りに自分の席に戻ったら,なんかばらされてた.必死になって元に戻すが,偶然の部分もあったので,元に戻すのに時間がかかる.そんなことをしているうちに発表の時間になった.みなの発表中も必死に鹿と髑髏とレゴを組み合し直す.終わらない.僕らの発表の時間になった.結局,僕の部品を乗せれなかった.
後に僕の技術の成績がもう悪いという噂を聞いた.しかも,「授業妨害をしていた」ということになっているらしい.そんなことはしていないので,直談判をしに行く.職員室は先生と生徒でごったがえしていた.生徒がこんなにいていいのかというくらいいた.だいたいが女生徒で,先生のお茶汲みなんかをしている.「そんなんお前らの仕事じゃないだろ.なんか媚売ってるようにみえるんだよなー.先生を慕うやつって」とか思いながら目的の先生のところへ.先生いわく「時間内に終わらせることが大事.出来てなくても落としどころを見つけて終わらせなきゃだめ」.まあその通りだと思う.授業妨害はただの噂だったらしい.



先生は課長,班のみんなは同僚だった.