続続・大日本人

今回のヤマで、(と言いたいだけだけど、)いつも別に批評とかレビューとか書かない人が、自分の気持ちの整理をしたくていろいろなところにいろいろなことを書きまくっている。その内容は、とてもレビューとはいえないものが多い。ネットだから別に何を書こうが自由で、見たくなきゃ見なきゃいいんで、僕の言いたいことはそんなんじゃない。批評の上品さだ。
批評の世界ってのは難しいもので、それ自体にも論があったりするような、けっこう深い世界なのである。ただ否定するだけじゃ、書き手のレベルを疑われるし、あまりに力を持ちすぎている人が何かを言うと、それに世間が引っ張られるとか。いろいろあるわけだ。
けれど、思うに上品な世界があるのだ。ここだけ経済特区よろしくなんともえらい世界が出来上がっている。

ラーメンの世界だ。

口コミ、噂が命のラーメン世界では、店側の利益をそこなわないために「自分の体調などによって味覚などすぐ変わる。あてにならない。自分で食って確かめてみろ」という暗黙の了解がある。それを前提に話をしているっていうことを、ある程度のラーメン好きならだれもが理解しているのだ。そして、しかも、この前提があると、話題になるだけでよしという理論もありえることになるのだ。これはすげえシステムだ。
というようなことを書いたけど、「ラーメンの批評は実にうまくできてる」ってことを言いたいだけだのに、ながんがと書いてもうだめだ。すげえ適当。短文で書けばいいのにねー。