カキ氷&ゲーム音楽

どっかのスーパー銭湯みたいな合同温泉施設。そこの休憩所みたいなところでカキ氷を食べて休んでいた。アイスクリーム・あんこなどがのった本格的な金時。すると、やたらなれなれしいカップルが近寄ってくる。男のほうが喋りかけてきた「いや〜かき氷食べます?」「あ、じゃあちょっと交換しましょう」「そうですね」しゃりしゃり。「ありがとうございました」意味は分からないが、それだけして去っていった。
友達が休憩所に入ってくる。「おー何やってんの?なんでいんの?」先にいるのが不思議なようだ。どうやら順々に温泉を回っていくタイプの施設らしく、僕が後ろを回っていたのに、いつのまにか先に休憩所についているに驚いているようだ。一緒に座って話し出す。すると、またさっきの馴れ馴れしいカップルが近づいてきて、男のほうが喋りかけてくる。「いや、かき氷食べます?僕もういらないんですよね〜。」馴れ馴れしさ満点な感じだ。しかし、さっきやり取りしたこともあり、僕も少しだけ心を許していたので、同じように馴れ馴れしく「いや、僕ももう要らないんですよ。交換しましょうか?」とまた薦めてみる。「そうしましょう、そうしましょう。」またさっきと同じ流れだ、と思いつつ少しだけ食べて返すも、僕のほうに返されたカキ氷はほとんどなくなっていた。確かにもう要らないとは言ったけど、まだもう少し食べたいという気持ちはあったので、けっこうむかついた。それを友達が感づいたらしく、男の対し初対面なのにやな感じで「あー全部食べたー。うわー。」みたいなことを言い出したので、僕もそれに乗っかって「ねー。ほんとに。言葉の綾ってもんがあるじゃんねー。気が付いて欲しいよねー。ほんとに全部行くのは、ないよねー」とやな感じで責めた。たいして効き目も無く、カップルは去っていった。
友達らと喋る。ゲームの話になる。「この曲知ってる?」友達のうちの一人があるメロディを口ずさむ。聞き覚えのある簡単なメロディ。まさにゲーム音楽といった感じだ。「これさ、聞き覚えあるんだけど、なんのゲームで、どこで鳴ってたか思い出せないんだよ。ファミコンゲーム音楽大賞100に入ってたんだけどさー」と、ファミコンのロムカセットを取りだす。ファミコンのナイスな音楽が100曲入ってるソフトらしい。
「で、これにもどこで鳴ってたかとか書いてないからさ、ファミ通にメールしてみたんだよ。
「この曲がどこで鳴っていたか思い出せません。なぜかこのロムにも書いてなく、すごいもやもやした気持ちで一杯です。どうか調べていただけないでしょうか。ほんとに暇なときで良いです」
みたいな感じでさ。そしたらすぐに返事が返ってきたんだよ。
 「いえいえ!!これはスクープですよ!!インターネット万歳って感じです。こんな謎がまだ残っていたとは驚きですね。このネタは会社ではcoolと呼ばれていますよ。早速なんですが、調べました!!(なんのゲームかは書いてなかった。たぶん。)カカという町の地下非合法カジノの音楽ですね。これは。で、実はこのカジノのイベントは、容量の関係上けずられたシナリオなんですよ。それなのに入れちゃったってことは、そうとう思い入れの強い曲なんですかね。」 
だってさ。じゃあ、なんで俺が聞き覚えあるんだろうね?」
僕にもあったのでなんか不思議だった。
この後とんねるずはどっちかの親が昔に売れない芸人をやっていて、それが「とんねるず」という芸名で、それを継いだんだぜ、みたいな話をした。



で、この非合法地下カジノの曲を覚えているからすごい。


|低シ レ ソ レ|ミレ ド ミ ド|レ レ ド ド|低シ 低シ 低ラ 低ラ|


これの繰り返し。跳ねてて楽しい感じでもろに明るくて、非合法地下カジノの音楽には合わなすぎ。だけど、あからさまにゲーム音楽って感じがして、それを夢で思いついた自分に誇りを感じたりしている。