田舎

季節は夏。家族で山奥の田舎のばあちゃんちに行っているとかそんな設定。そして、神社みたいなところでなぜか2つ持ってた生卵の1つを割ってしまい、それを悪ガキグループにかけてしまうって流れ。(悪ガキグループは5〜6人くらいで、だいたい小学校3〜4年くらいな感じ。)すごい飛び散り様でいろんなやつの服に卵がついてしまったので、近くの川に洗いに行こうとい誘う。(一人だけブランド物を着てるやつがいた。他は短パンランニング or Tシャツみたいな)昨日、歩いていたら道の水かさがどんどん増えてきて、川みたくなってそこに腰まで浸かってしまう(水はすごい冷たかった)ということがあったので、そこに案内した。けれど、そこにはもう水がなくなっていた。「おいおい兄ちゃん嘘かよー。」とか言われる。
そんで、ここらへんから視点がガキの中のリーダーに移る。
みんなで八百屋の野菜を盗んで食べる。(生卵の件はどうなったのかわからない。)盗む、というか、八百屋らしく店の前に並べている野菜を、おもいっきりそこで食べてた。5〜6人のガキが並んで野菜をばりばり食べる。「やっぱカッパ(きゅうり)は最高だぜー」「ねぎうめー」やっぱり店の親父が出てきて怒るのだけど、田舎なのでそこはもうみんな知り合い。本当に警察に突き出すとかいうことはしない。まあ、悪がきの常で逃げ足は速いので捕まりはしない。
で、海みたいな湖みたいなとこのほうに逃げる。ここは海みたいな湖みたいなでっかい水溜りで、その大きさは(実際に行った事は無いけど)琵琶湖クラスのでかさ。覗き込むと底なんて見えない。けれど透明度は良くて、底が見えないことと相まって深さが逆に分かりすぎるほどに分かる。けど、谷に流れている川って設定なので、橋が架かっててそれで渡りきることができる。橋から見ると端がかすんで見えるくらい広い感じなのだけど、そんでいて、渡りきるのにそこまで時間はかからないという感じ。矛盾しまくり。
まあ、その川を渡って逃げようとみんなでそこの橋をわたることにした。というか、いつもの逃走ルートらしい。そこで主人公が橋からを右側、川下の方をを覗き込むと、あからさまに南国の魚が泳いでる。いつもは普通の灰色の魚しか泳いでいない。
「なんだあれ?カラフルすぎじゃない?」
どのグループでもいる物知り博士的キャラのやつに聞いてみる。
「ああ、あれはカラス〜(忘れた)ハシブトだよ。あんな南国の魚がどうして?あ、後ろに〜もいる(イカみたいなのがくっついて泳いでいた。これもやたらカラフル)。なんでだろ?迷い込んできたのかな?」
不思議そうにそう答えた。そして、みんなも
「あ、またなんかいた!アレもキモイな。色きつすぎ!!」
「わっ!!増えてきた!!きもい!!」
とか騒ぎ出した。
見ると橋から右側の方には、もうカラフルな生物がいっぱいに溜まっていた。魚だけではなくいろいろの意味の分からないカラフルな生物がいっぱいで気持ち悪い。海蛇みたいなものとか、エイみたいなものとか、およそ海の生物と考えられるものと、菌とかを拡大してしまったような気味の悪いものとか、まったくの内臓が浮かんでいるだけと見えてしまうようなものとかが、表面を覆いつくすほどに増えている。そしてそのすべてが極彩色のカラフル。赤、青、黄、黒、冗談のような色使いだ。ものすごく気味が悪い。ものすごい勢いで増えているので、このまま行くと橋の上にもあふれてきそうだ。(ふち一杯に溜まった風呂の水を想像してみると分かりやすい。なぜか橋で水が区切られてるみたいな感じ)やべえっ!と全員でいっしょに左のほう、川上のほうへと飛び込んだ。そこは逆に氷がちょびちょび浮かんでるくらい冷たくて、カラフルなやつとかは全然いなかった。たまに海で冷たい海流に触れてしまったときのような冷たさ。まあ夏なので気持ち良いくらい。
そこで、泳いで「なんなんだあれ?」とか喋っているとバタバタバタッ!!とヘリが飛んできた。最近都会から来たとかいう兄ちゃん、すなわちさっきまで主人公だった人が乗ってた。遊んだりして仲良くなっていたのだけど、実はヘリに乗れるほど偉い人だったのかー、と子供的には思った。そんな彼が言う。ヘリからなので大声で叫んでいる。
「おーい!!大丈夫かー!!なんでだか分からないけど、そこの橋を境目に熱平衡が逆転してる!!どんどん熱が分かれて行ってるんだ!!今は両方の水を同じ量ふやすことでしのいでいるけど、それもいつまでももつわけじゃない!!君達にはこれの謎を解く旅に出てもらう!!優勝者には商品が出るぞー!!」
「やべーおもしれー!!やっちゃうかーー!!」
「行こうぜー!!」
「いえーーい!!」
旅に出ることになった。