後の日のひげの話

びょう〜!!!
と叫ぶほどに痛いのは、ひげをしこたま剃った次の日のひげ剃りです。わかりづらいかな?よーするになんか人に会う用が2日続けてあったりすると、2日続けて念入りにそらなきゃあかんわけでしょ?それで、一日目は気を使って風呂に入ったときにあごまでお湯につけてひげを柔くしてから剃ったわけですよ。うん。そんな悲しいことをしなきゃもうこのオリハルコンミスリルかブルーメタルかってくらいのひげはうまく剃れなくなって来ているんです。悲しいですよ。カバのようにあごまでお湯に浸かり温まるのは。体は温まっても、心は・・・?口では嫌がっていても、体は・・・?口では嫌がっていても、下のお口では・・・?と下ネタにどんどんシフトして、ネタの質的にも下方へクレッシェンドしてく位に、わびしいものなのです。何しに風呂に行っているんだかわからなくなるんです。うん。
それが昨日のことですよ。そんで、今日ですよ。今日は、とんとわすれてまして、いきなりがっりがりのひげを剃りに走ってしまったんです。気が付いたときはもう遅い。出欠です。いや、出血です。出血が欠席してくれるはずは文字のつくりからしてありえないので、出血は出席してくれています。今現在もじわーとひげのとこから出て、僕の顔に赤い点々をかもし出すことでしょう。
さて、ここまで書いてみなさんにはよくわからないことがあると思います。紳士ならまだしも、淑女にはなかなかに分からない部分があるはずです。男子に出産の痛みがわからないのと同じく、女子にひげの出血は分からないのです。そう。ひげを剃るとなぜ出血するか?そこには生命の神秘・毛根のやる気が隠されているのです。昨日剃られた僕のひげたち。そんなひげたちは僕のあごらへんを守りたいのかどうなのか知らないけど、またわさわさわさわさ伸びてきて、黒ゴマのような姿を日の元にあらわしてくるわけです。もうすこしたつとひじきとかになりますが。そんで、黒ゴマのようになるにしても、成長の度合いと言うのはまちまちなもの。なんというか、肉を突き破らないというか、肉を引き連れて伸びているものとかもあるのです。イメージ的にはちょうどゴム手袋をつっついたかのような感じですか?そんなこんなのひげ達がいたるところにおわしまして、そしてそれを刈り取りに来る死神の鎌ならずシックの2枚刃。あわれ、僕の肉までいっしょに刈り取ってしまうって寸法なのです。ああなんということでしょう・・・ひげを剃ろうとしただけなのに、いろいろの肉までも刈り込んで、顔に穴を開けている・・・それも、2日おきに・・・どうか、どうかこの哀れな子羊にお慈悲を・・・神はひげを見放したたもうたか・・・刈り込みたもうたか・・・